東北 秋田・青森の旅 ('08年2月29日〜3月2日)
 
 
 
当サイトにて
レポートやお写真を御寄稿くださる
Y.Aさん」、
実は職場の先輩です。

私SGIよりも鉄歴は長く、
いろんなネタや情報を提供してくれます。
(じつは「三井化学専用鉄道」も☆)

今回のネタは「小坂鉄道」。
Y.Aさんとの二人旅で
小坂鉄道をメインに
青森の鉄道シーンを取材してまいりました。

その旅の様子をレポートいたします。

画像をクリックすると拡大画像が出てきます。
東京駅

今回は時間と費用(苦笑)の都合上
やむを得ず夜行バスを利用します。

バスに揺られて約9時間
青森は弘前へとやってきました。
 
青森といえば「林檎(りんご)」♪
このポストを見るのも
実に1年ぶりです。

弘前駅構内では
DE15が留置されていました。
今回の旅で
ラッセルシーンが見られれば、と
かなり期待しております!

今回の旅の一番の目的は
秋田県にある『小坂鉄道』の探訪&撮影。

弘前にてレンタカーを借り、
一路、秋田県小坂町にある
小坂鉄道の小坂駅へ。
駅構内にて
ディーゼル機関車が入替え作業中。
今日は走る予感がするゾ♪

撮影ポイントへ先回りして
午前の便が来るのを待ちますが、
・・・・・来ない。

なんと本日は運休とのこと・・・(汗)

でも明日の土曜日に運行するとの事で
急遽予定を組み直し・・・。

我々は青森県に戻り
大鰐町にある
弘南鉄道の大鰐線「大鰐駅」へ。

大鰐線終点のこの駅は
JR奥羽本線との接続駅でもあります。

大鰐駅には
とても古い機関車とラッセル車が
留置されています。

機関車のED2211926(大正15)年生まれ!

そして
ラッセル車「キ105」も昭和初期の生まれ。
車体も相当年季が入っています。
それでも今もなお現役!


今回の旅の目的その2。
雪のラッセルシーンが撮りたい!

ですが、弘前に着いてから気温はぐんぐん上昇。
雪が次第に雨に変わる絶望的なコンディション(泣)

結局、ラッセルシーンは見れず終い・・・。


さて。
その後、我々は更に北上し、五所川原市方面へ。

五能線の
陸奥鶴田〜五所川原間。
辺り一面が雪原の素敵なロケーション☆
リゾートしらかみ4号
ブナ編成』が五所川原方面へ走っていきます。

動画UP!
(画像をクリックすると動画が出てきます。)
その後を追うように
我々も五所川原駅へと向かいます。
ここは津軽鉄道との接続駅。

JR五所川原駅の隣に
津軽鉄道「津軽五所川原駅」の駅舎があります。

あの全国的にも有名な「ストーブ列車」が
ロッド駆動式オールドタイマー「DD351」に牽かれ
津軽中里方面から戻ってまいりました♪

旧型客車の屋根には
可愛らしく2本の煙突が突き出しています(笑)

→「津軽鉄道」のページへGo!

そして、こちら津軽鉄道にも
ラッセル車の「キ101」がありました。

1933年に大宮工場で製造された
黒いカタマリのような車両は
やはり相当な迫力があります。

さて、すっかり日も暮れて・・・・・。

我々は弘前市へと戻る途中に
弘南鉄道の黒石駅に寄り道。
こちらにも
ラッセル車の「キ104(1929年生まれ)」が
静か〜に留置されていました。
動く気配、動いた形跡、まるで無し(泣笑)

夕食は
黒石名物という「汁やきそば」を頂きました。
ダシ汁はかつおベースのような気がしますが、
麺はもちろんソース味で。
う〜ん、なんとも不思議な組みあわせ(笑)



翌日(3月1日)の早朝6時前。
イザ、出発です!

今回お世話になった宿は
光世(こうせい)温泉
公衆浴場みたいな感じですが
格安で宿泊もできる便利なお宿です♪
まずはJR奥羽本線の
白沢〜陣場間にある
超有名撮影ポイントへ〜。
近くに駐車スペースもあり、便利♪
しばらく待っていると
下り線のトンネルから現れたのは
寝台特急「日本海1号
朝靄(あさもや)がかかっていましたが、
直前に光が差してきてとても神秘的な光景になりました♪

動画UP!
(画像をクリックすると動画が出てきます。)

そして再び小坂鉄道を訪問。
さぁ、いよいよです☆

ディーゼル機関車重連3重連の迫力、
雪の山あいを縫うように
ゆっくりと慎重に走る姿に
ただただ感動しっぱなしでした。

→「小坂鉄道」のページへGo!

今では貴重な「腕木式通過信号機」。
しかしこの日から3日後の運行をもって
実質的に休止となってしまいました・・・。
まさにギリギリのタイミングでの
訪問だったのです。

小坂鉄道の探訪を終え、
我々は弘前駅へと戻りレンタカーを返却。


弘前駅・・・駅弁、売ってないのね(泣)
結局コンビニ弁当を買うことに・・・。

ホームには特急「つがる98号」が停車中。
485系3000番代の
特急「つがる」もあるんですね〜。
てっきりE751系オンリーかと。

帰りはやっぱりブルトレでしょう☆
寝台特急「あけぼの」が入線してきました。
なんと『星ガマ☆
(寝台特急「北斗星」用の機関車です)
いわゆる「ネタ釜」にラッキー♪

5号車の個室寝台「Bソロ」に乗車。

室内はやっぱり狭いのですが、
それでも横になって足を伸ばせますし
この空間・車窓を独り占めできるのはお得☆

さすがに昭和の香りがしますが、
それもまた好し♪


駅でやむなく買ったコンビニ弁当を食し
ゴロンと寛(くつろ)いでいると、
何と駅弁の車内販売がやってきた(泣)
既にお腹は満たされており、
お楽しみの駅弁タイムは泣く泣くキャンセル・・・。

連日の鉄活動で
すっかり疲れていた私SGIは
車窓を楽しむのもそこそこに
心地よい揺れに誘われて
深い眠りにつきまし・・・た・・・。

目が覚めると
すでに大宮を通過〜。

ついさっきまで雪国にいたのに・・・。

長旅だなぁ・・・と実感する瞬間。

列車は定刻どおり上野に到着。
今となっては絶滅危惧種となった「ブルトレ」、
しかも「ネタ釜」ということもあるのでしょう、
機関車の周りは
カメラを持った人達でごった返し。


その後、上野の隣「鶯谷(うぐいすだに)駅」にて・・・。

引退に向けて最後の活躍を続ける
お座敷列車「ゆとり」を撮影。
この日は「さよならゆとり奥利根号」として
上越線の水上へ向けて走り去っていきました。

動画UP!
(画像をクリックすると動画が出てきます。)

今回の旅で
残念ながらラッセルシーンを見ることはできませんでしたが、
急遽予定を変更して
津軽鉄道」を訪れることもできましたし、
一番の目的である「小坂鉄道」を訪問して
その迫力あるシーンを見ることもできました。
この感激は一生の思い出になることでしょう。

小坂鉄道が休止となる3日前の訪問、
このギリギリのタイミングで見ることができた事は
とても幸運だったなぁ、と思うと同時に、
何ともいえない「せつなさ」を感じざるを得ないことも事実。
なんとも複雑な心境でもあります。

今回の旅で同行してくださったY.Aさん
そして旅の途中で出会い、行動を共にした
同じ神奈川県からやって来たという「Nくん」、
皆さんお疲れ様でした〜☆


 

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