津軽鉄道 津軽五所川原駅 ('08年2月29日
 
 
 
津軽鉄道の津軽五所川原駅は
JR五所川原駅と隣接する形であり、
JRの駅が1918年に開業した後
1930年に津軽鉄道の終着駅として
開業しました。

駅舎の隣には本社屋、
構内には津軽鉄道津軽五所川原機関区があり
津軽鉄道の主要拠点となっております。

今回の旅では
立ち寄った程度のものですが
訪問した際の様子を
レポートいたします。
画像をクリックすると拡大画像が出てきます。
青森県五所川原市にある
津軽鉄道「津軽五所川原駅」の構内。

ここには懐かしの腕木式信号機
現役で使用されております。
今回立ち寄った最大の目的は
この「ストーブ列車」。
12月1日〜3月31日に走る
全国的にも有名なイベント列車です。

動画UP!
(画像をクリックすると動画が出てきます。)
銀世界の中で
静かに佇(たたず)む旧型客車と気動車。

ローカルな雰囲気とノスタルジックな感じが
とても心地よく感じられます。
手作り」って感じの踏切。
いい雰囲気だなぁ〜☆

地元の高校生たちが
頻繁に往来していました。

空もキレイで
とてもピュアな感じがしました。

先程到着した「ストーブ列車」が
本日の営業を終えて
引き込み作業にかかりました。
機関車「DD351」は
なんと、貴重なロッド駆動式(!)

動画UP!
(画像をクリックすると動画が出てきます。)

津軽五所川原駅の構内には
津軽鉄道津軽五所川原機関区があります。

ディーゼルカーに混じって、
タンク貨車なども見えます。

しばらくすると
先ほどのストーブ列車に組み込まれていた
ディーゼルカー「津軽21形」の102号車が
津軽中里へ向けて発車していきました。

動画UP!
(画像をクリックすると動画が出てきます。)

その中にラッセル車「キ101」を発見っ!

雪国ならではのこの車両、
黒く重厚な車体はまさに「装甲車」☆
動かなくてもすごい迫力です。

キ101の前身は国鉄の「キ120」。
1933年に大宮工場で製造されました。
なんと昭和8年生まれの75歳(!)
なかなかのオールドタイマーです。



さて順序が逆になっちゃいましたが(笑)、
正面玄関である駅舎の方を見てみましょう。


JR五所川原駅に隣接する形で
津軽五所川原駅の駅舎が建っています。

さらにその隣には
津軽鉄道の本社屋があります。
硬券の入場券を購入して入場すると、
JRのホームとくっついています。

津軽鉄道も他のローカル線と同じく、
経営は楽ではなさそうです。

レールオーナー募集」など
いろんな工夫を施しています。

跨線橋から
津軽五所川原駅のホームを望む。

その跨線橋の一角に
面白いもの、発見☆
希望のレール
手書きで「メロス」って書いてある(笑)
ちょっと和みました♪

もちろん触りましたヨ。
ホームに降り立つと
津軽鉄道の歴代のレールたち
順番に並べられていたり、
貨車のワム5
掲示ボードみたいに使われていました。

そうそう。
先ほど「メロス」という表記がありましたが、
津軽鉄道の沿線が出身地である
太宰 治」の作品『走れメロス』にちなんだものです。
なので、
ディーゼルカーの名前も
走れメロス号」なのです。

側線にはキハ22形の車両が2両。

このキハ2202722029
1989年にJR東日本から譲渡されたもの。

今は予備車となっているようです。
先ほど走ってきた
ストーブ列車の客車、
オハ46」と「オハフ33」。

車内にはだるまストーブが設置され、
屋根には煙突が2本、
ぴょこんと飛び出しています(笑)
日も暮れてきました。
裸電球の柔らかい明かりが
駅構内をやさしく包み込んでいきます・・・。


先述しましたように、
この津軽鉄道も経営状態は苦しいようです。
2006年には津軽鉄道の存続を願って
津軽鉄道サポーターズクラブ」が設立されました。

地元の方々に支えられながら
いつまでも津軽の地を駆け抜けていって欲しいと
切に願うのでありました・・・。



 

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