島原鉄道 ('07年7月22日
 
 
 
島原鉄道は
九州、長崎県島原半島をほぼ半周し、
諫早市の諫早駅から
南島原市の加津佐駅の78.5kmを結ぶ路線です。

雲仙普賢岳の噴火により
多大なダメージを負いながらも
地道に復旧工事を重ね
地域の足としての役割を果たしてきました。

復旧工事が完了した1997年からは
観光トロッコ列車を運行するなど
経営努力を重ねてきましたが、
来年(2008年)の3月いっぱいで
島原外港〜加津佐間の35.3kmを
廃止することが決定しました。


部分廃線を控えた島原鉄道を
訪問した際の様子をレポートします。
画像をクリックすると拡大画像が出てきます。
熊本からフェリーで約30分、
島原外港に到着。

そこから自転車で数分。

島原鉄道の南島原駅
やってきました。
島原鉄道の車両基地がある
南島原駅には
主力車両の2500形の他
懐かしのキハ20形が留置。

写真は「三本ヒゲ」と呼ばれる
塗装を復活させた「2003」と
救援車」として残る貨車&車掌車。
加津佐方面から2501号車が
南島原駅へとやってきました。
そこには作業員さんが待ち構えており、
車両が止まると給油を始めました。

動画UP!
(画像をクリックすると動画が出てきます。)
その後、南島原駅を少し離れ、
船の停泊場へとやってきました。

ここは島原鉄道でも
有数の撮影スポットです。

先程の2501号車が通過。

南島原駅から南へ約3km、
安徳駅近くの「安新大橋」へとやってきました。

ここは水無川導流提という
土石流から人々を守る為の堤防に架かる橋です。
普賢岳が一望できる撮影スポットです。

しばらくすると
島原鉄道の観光トロッコ列車
島原ハッピートレイン」が
ゆっくりとゆっくりと安新大橋を渡って行きました。

動画UP!(画像をクリックすると動画が出てきます。)

私SGIも自転車で南下。
瀬野深江駅」へとやってきました。

ここはひっそりとした無人駅です。
島原鉄道の主力車両
2500形の2551号車率いる
2両編成の列車に乗り、
加津佐駅を目指します。

島原の子守唄をモチーフとした
イラストがカワイイですね♪

車内で購入した切符は
駅のリストが印刷された紙に
パンチで穴を開ける簡素なもの


私の地元を走っていた福井鉄道南越線でも
このような切符があったなぁ・・・としみじみ。

車窓を楽しんでいると
時はあっという間に過ぎ去り・・・。

島原鉄道の終着駅「加津佐駅」の一つ前、
白浜海水浴場前駅」で下車。

乗ってきた列車を見送ります。

列車は終着駅「加津佐駅」へと向かっていきます。
そう、そこは今度の春には無くなる終着駅・・・。

動画UP!(画像をクリックすると動画が出てきます。)

その「加津佐駅」へは
自転車で到達〜。

たった一駅ですが
坂道が結構あり、
かなりヤバかったです(汗)
先程乗ってきた列車の折り返し、
今度は2505号車を先頭にした列車に
再び乗り込みます。
車掌さんが機転を利かせてくれて
ちょうど第4日曜日だということで、
その日のみ使える「1日フリー乗車券」を下さいました。

先程まで乗ってきた瀬野深江からの運賃を差し引いてくれて
とってもお得な運賃になりました♪
右を眺めると有明海
その後左を見ると
雲仙普賢岳が見えてくる
絶好のロケーション!

(私SGIは雨男なので
天気は悪いですケドね(苦笑) )


列車は再び南島原駅へ。
するとそこで列車を乗り換えるようアナウンスが・・・!?

なんとっ!
懐かしのキハ20形が
我々を迎えてくれているではありませんかっ!


これはビックリ、サプライズです♪
先程の2500形よりも
明らかに揺れが激しい
キハ20形のリズムに
心地良さを感じながら、
旅情に浸ります・・・。
昔話題になりました
諫早の堤防、
そして
辺り一面の田んぼ。

列車は間もなく終点の諫早へ。

私SGIは
再び一つ前の駅「本諫早駅」で下車。

ここで
キハ20形の2018号車率いる
2両編成の列車の発車を
見送ります。

動画UP!(画像をクリックすると動画が出てきます。)

そして、もはやお決まりのパターン(苦笑)
終点の諫早駅までは
自転車を飛ばして
ひたすら追いかける(笑)

なんとか間に合いました(汗)

列車を撮り、自転車で追いかけて乗車し、
再び下車してまた自転車で追いかける・・・。
かなりドタバタした鉄旅となりましたが、
動画系撮り鉄である以上、仕方のない事か(笑)

島鉄の車両から見える車窓は
とっても雄大で美しいものでした。
この感動は自分自身の心に
しっかり記録しておかないといけませんね。


 

一覧表に戻ります
鉄道壁紙を探すなら
鉄道サイトを探すなら