越美北線 災害復旧の現場 ('07年8月15・16日
 
 
 
去る2004年7月18日、
福井を襲った豪雨により
越美北線は5つの橋梁を失いました

そしてその災害の現場を訪れたのは
今から2年前の2005年8月・・・。

当時、全線の復旧に数年かかるといわれ、
このまま廃線になっ
てしまうのか・・・
と、危惧しましたが、
災害発生から3年、
私SGIが訪問してから2年経った
2007年の6月30日、
見事に復旧いたしました!

復旧してから2ヶ月が経ったこの日、
その現場を訪問いたしました。
その時の様子をレポートいたします。


画像をクリックすると拡大画像が出てきます。

折り返しの駅だった一乗谷駅
普通の「イチ停車駅」に戻りました。

駅の向こうの線路上では
作業員の方が線路のチェックを
行なっていました。
一乗谷駅の向こうに
第1足羽川橋梁が見えます。
3年前の大災害は
ここから始まったのでした・・・。

第1足羽川橋梁を側面から。

橋脚は中央の1本に減らされ、
トラス構造になりました。
川の増水にも充分耐えられる設計ですね♪

第2足羽川橋梁
奇跡的に残った2本の橋の一つ。

塗装が新しくなりました。

二年前に
無残に引きちぎられた姿
さらしていた第3足羽川橋梁

新しく架け直された橋の中で
ここだけトラス構造ではありません。

第4足羽川橋梁

普段の足羽川は
こんなにもおとなしいんですけどね・・・。
この付近では川が蛇行しているので
特に被害が大きかったそうです。
第4足羽川橋梁の近くにある道路橋も
災害時に流されていたんですよね・・・。

こちらも無事に復旧いたしました♪

第4足羽川橋梁を超えると
市波駅があります。
3年もの間、
列車が来るのを待ち続けました。

生い茂っていた草
キレイに無くなり・・・。

第5足羽川橋梁
工事が遅れ気味だったそうですが
無事に間に合っています〜。

路線は無事に復旧したものの
沿線では未だに復旧・補強工事が進められています。

沿線の方々の暮らしが完全に戻るには
まだ時間がかかりそうです・・・。

第6足羽川橋梁
奇跡的に災害に耐えた、もう一つの橋です。

福井寄りの路盤が崩れ、流されたそうですが、
無事に復旧いたしました。
第2足羽川橋梁と同様、
塗装が新しく塗り直されていました。

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小和清水(こわしょうず)駅
長年列車が途絶えた駅です。

待合室がピカピカ☆
沿線の方々の喜び
伝わってくる気がしました♪
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最後に第7足羽川橋梁です。
大きくカーブを描くトラス式鉄橋です。

とてもダイナミック♪

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大野寄りの折り返し駅となっていた
美山駅です。

復旧までは
代替バスが数台停留していました。
今ではバスの姿はもちろん無く・・・。

3年間もの長〜い間
「赤信号」のままだった福井方面の線路から
ついに列車がやって来ることになったのです☆

真新しい警報機から鳴り響く警報音が
なんとも感慨深いです。

福井方面から
キハ120がやってきました。

明日へ走れ!越美北線』のHMが
とても力強く感じられました。
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翌朝。
再び現場の市波駅を訪れました。

朝陽に照らされて
新しいレールが光り輝きます☆

福井方面から
列車が第4足羽川橋梁を超えて
やってきます。

市波駅に停車した後、
2両編成の列車は
これまた新しく架け直された第5足羽川橋梁へ向かって
走り去っていきました。

動画UP!(画像をクリックすると動画が出てきます。)

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列車はその後小和清水駅に停車し、
朝陽に照らされた田園風景の中を
トコトコとのんびり走っていきます。

とてものどかな光景・・・♪

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第7足羽川橋梁の所で待っていると、
この先の美山駅で交換して
大野方面からやって来た
キハ1203両編成の列車が
真新しいトラス式鉄橋を超え、
光り輝く田園風景の中に飛び込んでいきました。

動画UP!(画像をクリックすると動画が出てきます。)

とにかく一言、
復旧してくれて、ホントに良かった

これからも地域住民の貴重な足として
末永く活躍していただきたいものです。


 

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