越美北線 水害現場 ('05年8月10日
 
 
 
去る2004年7月18日、
福井を襲った豪雨により
越美北線は5つの橋梁を失いました。

全線の復旧には数年はかかるといわれ、
費用も新線建設と同程度かかるとされており、
路線存続が危ぶまれています・・・。

路線が2つに分断されてから
およそ1年の月日が流れました。

復旧が望まれる越美北線の今を
レポートします。

(復旧後のレポートはコチラ♪


画像をクリックすると拡大画像が出てきます。

一乗谷駅から九頭竜湖方面は
不通になっており
ご覧のように線路には草がびっしりと
覆い尽くしています。
まるで廃線跡のよう・・・。

今も河岸の補強工事が
進められています。
JR側は福井県に対して
河川改修を前提として復旧を進めるべき
と主張しています。

更に奥へ進むと、
未だに橋梁が流されたままの状態で
放置されています。

引きちぎられた様に
切断された橋。

自然の脅威を 感じます。

更に進むと、
一般道の橋も流されたままでした。
昔ながらの石橋の様でしたが
跡形もありません。

市波(いちなみ)駅。
今でも汽車が来るのを待っています。
ただひたすら待つのみ・・・。

線路には草が生い茂り、
線路そのものも錆びてきています。

人気もありません。
ひっそりとしていました。
ただ虫達の鳴き声だけが聴こえます。

待合室。

なんとなく生活感があるというか、
今でも使われているような感じがしましたが
気のせいかもしれません。

流された橋梁は5つ。
2005年6月27日に福井県とJR西日本は
復旧に向けて 工事協定を正式締結しました。

2007年の運転再開を目指します。

美山駅へ。

代替バスが数台待機しています。

九頭竜湖方面から
美山駅にキハ120 201がやって来ました。
ここから代替バスで越前東郷駅へ接続します。

福井方面の信号は
「赤」のまま。

これが「青」になる日は
まだまだ遠いようです・・・。


不通前は一日1,000人ほどあった利用客も、
不通になってからは一日800人程度に落ち込んでいます。

このまま廃線に・・・という事態は
是非とも避けて欲しいと切に願います・・・。


 

一覧表に戻ります
鉄道壁紙を探すなら
鉄道サイトを探すなら