熊本「あそBOY」の旅 ('02年9月28日)
 
 
 
出張で熊本へ行くのに
はやぶさに乗って前日入り。

それには訳が・・・

SL『あそBOY』に乗る為でした。

画像をクリックすると拡大画像が出てきます。

熊本駅から 豊肥本線を
特急「あそ」で宮地駅までやってきました。

(写真は宮地駅での上りの特急「あそ」)

宮地駅ではSL「8620形」機関車が
準備を始めていました。

駅の構内でボーッと眺めていると
駅員さんから思いがけない御言葉を。
近くまで行って見ててもいいよ〜。」(!)

給水作業中の機関助士さんに
「水、かからないようにね」と言われ、
気をつけながらジィッと動輪を見つめる。

この機能美の素晴らしいこと!
素敵です。

さてSL「86(ハチロク)」は
発進時に軽く汽笛を鳴らし、
ゆっくりと転車台へと進みます。

転車台に乗り、
静かに、でもダイナミックに回転していきます。
全ての角度でまじまじとSLを眺められる、
非常においしいひとときでした。

転車台の操作部を覗く。
いたってシンプル。
向こうの方で50系客車を連結。
こちらに引張って来ました。

目の前をSLが走っていく・・・。
うまく表現できませんが、
とにかくダイナミック!

宮地駅の2番線に入線。

多くの方が記念撮影をしていました。

ナンバープレート。
「8620型」なのに、上1ケタが「5」?

最初は4ケタだったのですが、
生産台数が多すぎて
81両目から上1ケタに「1」が付いて
それから5ケタになったのです。
で、そのまま増備が続いて「5」が付きました。

キャブの室内。

この中で機関士と機関助士が
熱さと戦いながら
一生懸命SLを操作しているのです。

今では片手一本で
電車を操作できる時代ですが・・・。

客車の室内。
50系客車を改造し、
アメリカンな雰囲気に仕立てられてます。

客室乗務員さんも
「ウエスタン・スタイル」でした。
10

いよいよ出発!

とにかく静か、
なのにダイナミック♪
この感覚は
電気やディーゼル機関車、電車では
味わえません。

11

立野駅に近づいてきました。
『スイッチバック』して高低差を克服します。

ここでもSL独特の感覚が。
スイッチバックのポイントでの
「前進」と「後退」の切り替えが
とてもスムーズ!
静か〜に進行方向を変えるのです。

SLの「おおらかさ」を感じました。

12

とうとう熊本駅に到着。

跨線橋から「ハチロク」を見る。
とってもカッコ良かったです♪
ありがとう!

13

さて、熊本市内へと移動。

路面電車に混じって
LRT(Light Rail Transitの略)が走っていました。

見た目が先進的で
新しい路面電車にふさわしいデザインです。

車内に入ると、
フロアの低さに驚かされます。

SLとは対照的な魅力を感じます。

とても楽しい旅を提供してくれた
SL「ハチロク」の『あそBOY』、
しかし「58654」号機が経年によって単独運転が困難になってきた為、
2005年8月28日の運転を最後に引退することになりました。

とても残念ですが、
83年間も走りつづけた「58654」号機、
心から「お疲れ様」 と感謝したいと思います。

これからもその姿が大事に残される事を祈って・・・。



・・・と思いきや、
見事に2009年4月25日に復活っ!

JR九州に・・・感謝っ☆


 

一覧表に戻ります
鉄道壁紙を探すなら
鉄道サイトを探すなら