福井鉄道「モハ122」の里帰り ('06年8月11日)
 
 
 
今年(2006年)の6月末に
さよなら運転をもって引退した
福井鉄道「モハ122」。

実はこの車両は
1981年に廃線になった
南越線」でも活躍したそうです。

そしてその地元の方が、
当時の思い出を大事にしたい」と
この「モハ122」を引き取る事になり、
静態保存される事になりました。

そして訪れたこの日、
「モハ122」が里帰りする事に
なっていたのです・・・。

画像をクリックすると拡大画像が出てきます。
ホントはこの日の午前中に
「公開」陸送される予定だった「モハ122」。

しかし、急遽予定を変更して、
前日(8/10)の夜9時半には
この保存場所に運ばれていたそうです・・・。
久しぶりに南越線の地元に帰ってきた「モハ122」、
本日初日から3日間は
引き取られた農家の方(渡辺さん)の御好意により
公開展示となっており。
車内の様子も見学する事ができました。
私SGIも
幼少期に乗った記憶のある「モハ122」、
板張りの床、木製のよろい戸・・・、

昔懐かしい雰囲気と匂い・・・。
小さい頃の記憶が蘇ります。
運転席周りを見てみると、
結構不思議な(?)表記が。

「カラオケ」って?
「パン」って(笑)???
(おそらく「パンタ」の間違いでしょう)
昔から、そして今でも
憧れの場所である「運転席」
その場所に初めて座ってみました。

思ったよりも狭かったのですが、
感動で胸がいっぱいに・・・。
地元の女の子が
興味深げに車内をウロウロ。

「昔はこの電車がこの地を走っていたんだよ。」
「モハ122」からのメッセージ、
子供達にも伝わるかな?
鮮やかな夕陽に照らされて
黄金色に輝く「モハ122」、

これからこの今立(現:越前市)の地で
静かに眠ります・・・。

保存場所は屋根が無く、
誰でも入っていける場所です。
腐食が進行し、朽ち果てないよう、
また、心無い鉄道マニアに傷つけられない事を
切に願っております・・・。

お疲れ様。


 

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