くりはら田園鉄道 ('07年3月24日
 
 
 
2007年3月31日をもって
残念ながら廃線となる
くりはら田園鉄道

くりはら田園鉄道の前身は
1921年に部分開業した栗原電鉄
1993年に第三セクター化、
1995年に電化を廃止し
同名に改称されました。

廃線を1週間後に控えた
通称『くりでん』を訪問して参りました。

その時の模様を
レポートいたします。
画像をクリックすると拡大画像が出てきます。
JR一ノ関駅から南へ約20分。
JR石越駅にやって来ました。

くりはら田園鉄道、
通称「くりでん」の接続駅です。
石越駅にやってくる列車がしばらく無いので、
沿線をのんびりと歩いて辿(たど)る事にしました。

石越駅の隣「荒町駅

集落の中にポツンとあり、
なんとものどかな雰囲気です。
さらに沿線を歩いていくと
KD952「Oh!バンデス号」とKD953の回送2連が
石岡駅を目指して走り去っていきました。

「栗原電鉄」の名残の架線柱がなんとも・・・。

動画UP!
(画像をクリックすると動画が出てきます。)
さらにテクテク歩いていくと、到着。
若柳駅」です。

ここはくりでんの本社が隣接され、
車両基地もある、
同鉄道の中枢ともいえる駅です。
入場券を購入し、駅構内に入ると
細倉方面からKD951がやって来ました。

駅員さんと幾つかやりとりを交わし
KD951は石越へ向けて発車していきました。

動画UP!(画像をクリックすると動画が出てきます。)
若柳駅には
栗原電鉄」時代の電車たちが
数多く眠っていました。
朽ち果てようとしている車体。

それをまじまじと観察する幼い鉄っちゃん。

例えその鉄道が姿を消したとしても
思い出はいつまでも残っていきます。
同じく駅構内に留置してありました
ト102」と「103」。

日本で一番古い木造無蓋車」だそうです。
ここ若柳駅では
昔懐かしい「タブレット交換」が行なわれます。

この時には
運転士さんも同時に交代しました。

動画UP!(画像をクリックすると動画が出てきます。)
さらに同鉄道では
これまた昔懐かしい
「腕木式信号機」が使われています。
その信号機の操作も
駅構内からワイヤーを通じて
手動で行なわれています。
動画UP!
(右の画像をクリックすると動画が出てきます。)
車両基地に目をやると、
元名鉄のキハ15・16である
KD11・12」という2軸のレールバスの
エンジンがかかりました。

整備士さんの入念な調整が続きます。
意外な発見♪

「イベントカラオケ号」のHM、
実は時刻表の再利用だったんですね(笑)
時間が限られていたので、
惜しみながらも若柳駅を後にしました。

KD951が石越方面から若柳駅へと走っていきます。
しばらくの静寂の後、
腕木式信号機がガシャンと作動しました。

動画UP!(画像をクリックすると動画が出てきます。)
石越駅に戻ってくると多くの人だかりが。
後で知りましたが
地元の方々の同窓会だそうです。

くりでんは確実に地元に密着していたのですね・・・。


実は乗車券まで買っていたのですが、
廃線間近ということで、車内は超満員。
時間も大幅に遅れていたため、
走って石越駅まで戻って
結局乗ることができませんでした。
ちょっと心残りです。

しかも!
私SGIが石越駅を後にした30分後
あの2軸レールバス「KD11・12」が
同窓会で集まった方々を乗せて
なんと臨時列車として走った事も後で知りました・・・。
超心残りです(泣)

しかし
旅の行程の都合上、
ほんの短い時間ではありましたが、
くりはら田園鉄道の雰囲気を味わうことができて幸せでした♪

ありがとう、くりでん。
そして、お疲れ様。



 

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